以下の文章は、9月17日藤原さんが9月の「遠山藤原学校」でお話されたものです。
加藤が活字化したものですので、文責は加藤にあります。
『「藤原直哉 IN 遠山郷」 平成19年9月17日
(A)1994年に藤原直哉さんが書いた「雨宮 浩一郎」の小説を読む。
・そして、その13年後の今、その小説の通りのことが社会で、我々の身近な生活の中で起こっている。
・そこに書かれていることは「和解の時代」の到来を予測し書かれている。
例えば、@この町は昔、落人の村であった。
A1万年前と3000年の時を越して、今新しい日常が始まる。
B歴史には断層がある。今、私達はその断層の上に、時代に生きている。
C都市が壊れる。今歴史の断層を渡っている。
・15年前に今の混乱の芽が出ていた。 自然の中の人間。静かな時代が来ると予測していた。 頑張ったことのその上にある。苦労する時は苦労する。結果13年前に、見ることが出来た。
(B)小泉時代は完全に終わった。
・福田さんを良く知る知人とは15年前からの付き合いである。(リーダーシップ研修の第1期生)、彼が言うには、福田でダメなら、自民党もダメになる。
・大連立の時代となる。そのことは永田町の政治の終焉である。福田で終わりなら全てが終わる。福田氏は政治家としては選ばれていなかった。彼は人間として選ばれた。
“自立と共生”5〜10年で日本は動く。
・自然と人間は遠慮しない。生きたいように生きる、その中で折り合いをつける。
自然は自ら動くことは出来ない。与えられた場に適応して生きる道を探さなければならない。
(「景色の”上村”、人情の”南信濃村”と言うように「人情の町」である。→個人が認められる、自然と同じように個人が認められるところである)
・暴動が起きる時は@不景気A権力がピークを過ぎた後B物価高 @ABが揃った、東京は危ない。地方に逃げる。 地方は暖かく迎えることが大切。
・時代は左に流れた。
・市場原理主義がOKの人は和解の政治を受け入れない人=戦う相手がいなくなると職を失う人は、時代が左に向かっているのだから、真ん中より後ろにいる人々は、車の尻が振れて振り落とされることとなる。 特に島国では、戦いでは問題は解決されない。
(C)人々の幸せは別のところにあると感じている。今、その断層を渡る。
・アメリカの時代は終わった。150万人が家を失った。
・英国の新聞は伝えている。 英国の銀行(横浜銀行と同規模)は取り付け騒ぎで、銀行預金の50%が抜けた。
・15年前の日本と同じ状態。(当時、欧米は日本を馬鹿にしていた。市場原理が働かない国だと)
・その彼らが1ヶ月間で150兆円<米・欧州・日本・アジアトータル>の資金を投入したが、市場は安定しない。 →何が市場原理だ。
・日本は最先端を走っている。
・今、元気が良いには「京都」である。本当の観光の視点たって建て直した。→日本食、民宿、座禅、茶、写経、等。
・京都らしい企業が注目されている→ワコール、京セラ、等
・足元を見直す。
→大木の下の植物を見てみよう。 彼らは動けない。よって、たとえそこが日陰でも生き残る道を探る。
・人間の生き方の基本。他人を羨まない。 街づくりの基本は自分の強み・弱みを知って、最大限に生かすこと。
・不便というのは、ものの見方、その環境の中で一番良い道を選ぶ。
・市場原理は都合の良いところへ移動してゆく。 中国→ベトナム→中近東と・・・
・自然も、植物も、人間も、会社も、その制約条件を生かして生きてゆくことが大切。
・遠慮のない関係の時代
・政治も、企業も表舞台で本音が言えるようになった。
・2008年、東京・政府は一夜にして叩かれる。欧米の行き詰まりがその現象である。
・そこで次にすることは受け皿を作ること。=共生の本物
・この地域(南信濃)のよさを認識すること。何となくはダメ。歴史風土を振り返り、主体的に生きる。
(D)欧米の金融は破綻した。→資本主義原理の貫徹はなくなった。
・日本にはバブル崩壊後、15年という「天の恵み」が与えられ、準備期間をもてた。
・日本はこの15年間の間に、試行錯誤が出来た。共生はなかったが、混乱の中で滅びるものは滅び、新しい命を貰った。
・欧米は突然にやってきた。
・中国人は不景気という言葉を知らない人たちばかり。即ち、この30年間好景気のなかで育った。景気の谷を知らないまま、河の深みにはまっている。
・毛沢東の時代の後、文化革命で教養のある人、知恵のある人たちを殺してしまった。
・アメリカの大統領候補の注目株はロン・ポール。 彼は@徳政令をだせ。 A海外の軍隊を引き上げよ B国内に力を戻せ。という。 民主党でもなく、共和党でもない新しい、アメリカが生まれるのではないか。
(E)20世紀と決別する時がきた。
・共生の時代、日本は最先端にいる。 穀物を食べ、魚を食する。
・MADE BY JAPENESE =日本人の作ったものが評価。(00国のMADE BY JAPANではダメ)
・日本で償却ゼロとなった、6年物の中古車が30万円で引き取られる。
・日本人は日本の良さを分っている。
・遠山の良さを知って、受け入れ態勢をつくろう。できることと、出来ないこと。
・遠山の良さは、生きる幸せを感じること(京都は成功した)根付かないことはダメ。
・これからは「和解」の時代。若い人の情熱、老人の知恵の共生=コラボレーション。・エネルギーは形=行動にしないと力が弱まる。遠山郷全体を巻き込む。
・結論の出ない話には時間を費やす。疲れた頃に答えが見える。
・松藤民輔氏(営業のプロ)と藤原直哉(金融テクノロジーのプロ)はニューヨークで、毎朝応接室に閉じこもり、何日も、何日も話し合った。
・無が有を生む。 話し合う=結論のない話、突然化学反応が起こる。=“場”が必要。
・聴き上手が大切。聴いてもらうと自分で考え、自分で答えを出す。
・共感の力、焦らないこと。時間を待つ。
・福田氏は時間を待てるか。 民主党は話す奴ばかりだ。』
以上の内容の物を知人に送りました。
その返信を頂いたのですが、少しばかり加藤が解説したいことがあり、以下のような文面を送ることにしました。
太字のものが、知人の返信の内容です。 →(矢印)以降が加藤に解説というか、意見です。
A) 多くの若者は,都会にあこがれ村や町から出て行くが,競争社会で揉まれ人間不信となり、 故郷にもどり,自然のなかでゆったりすごすことで癒されていく。
藤原さんは,エリート社会で名誉栄達も可能なのに退いたのはご立派です。魂が高いので個の利益を求めないのでしょう。
→退いたのではないと思います。 新しい時代の可能性の実験に入ったのだと思います。 即ち、インターネットなどが発達して田舎にいても、十分に現実社会に十分通用する仕事がができることを証明したいと考えていると思います。
同時に、これから数年の内に都会は危険となり、崩壊してゆく。 また、その受け皿として、過疎化した田舎の復活を目指す。
この両者の接点=可能性の試行錯誤の行動の一環として遠山郷を選んだということだと思います。
魂の高さはいわれる通りと思います。 目先の利益や対策だけではないのです。 日本、地球の将来を考えての行動と考えます。
故に、私はその爪の垢でも飲みたい、触れたいと考えているのです。
小さな成功を積み重ねてゆかないと、活動は継続し・成功しません。 理想論を口にするばかりでは尻蕾となってしまいます。
また、現場の人々を巻き込んでゆかなければ、行き詰まります。 この点が正に試行錯誤ということではないでしょうか。
今度、お会いする時には、13年前藤原さんが書いた小説をお渡しします。
驚くべきことに、今の時代を読みきっているのです。 小説どおりの現象が今、現在展開されています。
B)それでも日本や世界の情報を集め分析批判すれば,私益・国益のどろどろとした欲が うずまいており、それを知れば知るほど世の中に期待や夢が持てなくなる。
人情身のある田舎で、自然の中で若者を育てることに,期待や夢を持つことに大いに共感します。楽しみです。
→藤原さんは悲観的ではないと思っています。
時代がここまで進展するのを待っていたと思います。 特に、日本はバブル崩壊後17年間、良くもここまで持ち応えられたものだと考えると同時に、天が授けてくれた貴重な時間であったと思って居られると思います。(この間、私達に考え、準備する時間があり、試行錯誤できたのですから・・)
貴方がよく指摘されますように、確かに藤原さんは、時代を・リーダーを・政策を批判します。
それは@ 冷静に現状を分析し、最悪を考えて、心構えと対策を事前に打つことの必要性を言っているのです。
Aそのときに、オロオロして、必要上のリアクションをしないように注意を喚起しているのです。
B大局に立ち、長期的視点で、根本的な将来ビジョンや施策の立案の必要性を提言しているのです。
目先の対策では、この時代(断層と言っておられます)を通り越してゆくことは出来ないと考えているからです。 新たな創造が必要と言っているのです。
C私の知る限り、そのような考え方や視点に立って具体的に提言しているのは、藤原さんが一番と思っています。
様々な活動(EX、ロハス活動=健康で持続可能な社会=グレイトコラボレーションの社会)のなかで、どうしても必要なのが新たな考え方・価値観を持ち、多くの人々がそれぞれの個性・長所を生かす=「個の花を咲かす」には、それを引き出す一線のリーダーが必要と考えておられます。
同時に、夢や希望を持ちきれずに、本来持っている可能性に気がつかないでいる若者に、気づきと技術と勇気を持ってもらう手段としても色々な試みをされています。
その一環として人情厚い遠山の地と人々との触れ合い(地元にとっては活性化)が、その機会となるのではないかとのお考えからの活動と考えています。
以上、既に十分ご理解されていることなのでしょうが、少しばかり気になるところを私の言葉で解説させていただきました。
いま、携帯電話が遠山でお世話になった方の車の中に忘れていたと電話を頂きました。
これからドコモに行こうと思っていたところでしたので、バンザイしました。 思いつくと直ぐに行動に移す、私ですが昨日から今まで、辛抱していました。(時間を待つ、ワッハッハッハ・・)
ではまた
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