『当社の事業は石鯛釣りに似ていると思う。 赤貝やサザエといった高価なものを餌として使っているので、坊主がつづくと。傍の人は、赤貝やサザエを餌に使うよりは自分で食べてしまった方が良いではないかとどうしても考えてしまう。
しかしながら、釣り上がった石鯛を見る機会にめぐまれれば、釣れるまでの忍耐にそれ相応の価値が見出せる事に気付く。
当社は今回また新たな磯を見出した。 その磯は何処にあるかまだ秘密だが、当社が石鯛を釣り上げるのを待っていて欲しい。
今度こそ釣り上げるだろう。 きっと良い型に違いない。』
〜 私の釣り経験といえば子供のころ、誰でも釣り上げられるハゼ釣りぐらいしかやったことはない。 が、いまから35年ほど前、福井・美浜の友人の実家で朝早くから舟釣りをしたことがあった。
魚の種類も忘れてしまったが、覚えているのは前夜の深酒で波静かな湾での舟釣りなのに、船酔いなのか、二日酔いかの区別がつきませんでしたが吐き気をもようしていた。
舟の上で寝そべって、釣り糸の端を足の親指に巻きつけて10メートル以上たらしておりました。
初めにツンツンとの当たりが来たときはそのままにしておき、次のグッグッとの引きの時に、素早くビクッと引っ掛けるように足を持ち上げ、引き上げるのです。
漁師さんの言うには、5〜6人の友人達はその引き上げが早すぎたり、あるいは遅すぎで餌をとられてしまうという解説であった。 「餌撒きにきた」と笑われ苦笑いしていた。
自分でもどうして上手く行くのだろう思うくらいに、私ばかりが釣り上げるのでした。
船頭の漁師は「お前さん、漁師の出であろう」というほどです。
キット、二日酔いの状態で,欲もなく糸をたれたのが良かったのでしょう。
編集者のごとく「今度こそ」と、力んでいると余り良い結果は出ないように思えるのだが・・・・
力まず、素直に、しかしコツコツと餌をつけたり、時には忘れたりしながら日長な春をのんびりと過ごせる季節が日一日と近づいてくる。
その前に、本年一番の超寒気団の到来という、今日の夕刻から明日にかけては大雪の予報。 あと2日、節分“鬼は外、福は内”いや、鬼さんも一緒に仲間にな〜れ。
ヒイラギの枝に赤貝でもサザエでもなく、イワシの頭を刺して軒下に今年もぶら下げよう。
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