平成19年9月3日 記
・9月2日 中日 「座視」 「民主党のつまずき」 ジェラルド・カーティス ・『民主党は7月の選挙に勝ってから二つの間違いを犯したという。 @郵政民営化凍結法案の提出 国民新党を民主党との統一会派に引き込む為に、古い自民党の政治構造復活を願う政治家との提携である。同時に、前回の総選挙の有権者の選択を歯牙にもかけないとの宣言である。 この法案は小泉首相のときに国民の審判は下っている。 有権者の選択を尊重しないのに等しい。 安倍首相を交代させない自民党を批判できる立場を自ら放棄している。 Aテロ特措法の延期問題。 ジェラルド氏は延期せず、新法を制定する十分な理由があるという。 小沢代表は「普通の国」になるべきだと言ったが、自国の外交政策を国連安保理決議の人質にする普通の国が、どこにあるのか。 安保理が決めることを尊重するのは国連加盟国の義務だが、安保理が決めないと、何にも出来ない国は何処にも居ない。 政府の最大の責任は、国を守って国益を追求する事だ。 そのために日本が何が出来、何が出来ないかを既定する役割を国連安保理に任せるのは「異常な国」とした言いようがない。 民主党は、自民党が権力を失うのを期待するだけでは、何時までたっても政権を獲得できない。 有権者の支持を得るための戦略が必要だ。』 〜なるほど、評論家は、目の付け所が違う。 と思うと同時に、頼りにはならない民主党であるが(どうせバラバラになり、空中分解の可能性高いが、それでも)、この時代一度自民党の政治をひっくり返し、政権から引きずり落とすことが必要と考えています。 一時的には混乱を招くことでしょうが、長い目で見れば10日前に書きましたとように「一度は通過しなければならない道」です。(一部の方にしか、この一文は送信していないかとも思います。調べてみます) アメリカ追随で、言われたことしか出来ない国から、主体性と自主性を持った国に(国民に)脱皮しなければならない考えている私としては、たとえそれが目先の戦術にしろ、自民党を追い込み解散総選挙に持って行くべきだと考えているからです。 また、アメリカも足元が様々な側面から(例えば、イラク問題、低所得者住宅問題から派生した金融問題等)、世界のアメリカという帝国主義戦略は行き詰まっています。 ヨーロッパのドイツがガタガタと言いますし、中国が最後のバブル崩壊国となって、世界は一気に大変革の時を迎えると思っています。予測しています。 そのような時代背景にあって、政治(政治家)に求められていることは、もっと大局的・長期的、地球的視野にたっての、世界や国のあり方、方向付けです。 目先のことに対応して、次ぎの選挙の票を狙ったとてもそこまでです。 やって来る波は、これこそ「想定外」と言って、すまされるものではないほどの地殻変動を伴ったち超大波でしょうから・・・ でも、目先も必要でしょうし、良しとします、が、あわせて上記の視点たった提言と思索を早急に検討し、提示し、国民の審判を仰ぐという国家挙げての課題と思っています。 何もなく、示されていず、一億国民が右往左往することが、一番混乱を招くことになると考えるからです。 (再び「オオカミ爺」の遠吠えが始まったと笑って済まされるならば、これまた幸せでございます) 私は私で出来ることを試行錯誤しながら続けてゆきます。 平成19年8月5日 記
中日新聞の記事より 『国有林育成の為に募った出資金の元本割れが相次いでいる林野庁の「緑のオーナー制度」で、同庁が公表した昨年の国有林の販売結果資料で「落札」としている160件に、実際は『隋意契約」の38件が含まれていることがわかった。 〜ご存知のことと思いますが、「緑のオーナー制度」は昭和59(1984)年にスタートしました。 手元にある資料によりますと、このような解説がなされています。 <以下は、1994年7月24日 発行の中日新聞、サンデー版NIE(教育に新聞を)から> 『1920年から30年にかけては20万人弱だった林業従事者数は、30年代後半、労働人口の急激な増加と軍需用材の供出制度のもとで急速に増加、40年には30万人を超えた。 更に戦後復興期の用材・薪炭材需要により木材価額が急騰したために林業は一層活気を増し、55年には従業者数が全産業の1・3%に当たる51万8725年に達した。 しかし高度経済成長期に産業構造が大変化により山村の過疎・高齢化は急速に進み、55年から65年までの10年間で従業者数は半減。 一方、住宅着工数は増え続けた為、国内生産が間に合わず外材を大量に輸入。 外材に競合品目のない国産ヒノキを例外として、国産材は、より安価で質・量とも安定している米国産ツガなどのライバルに圧倒されていった。 80年ごろから住宅着工数減少と共に需要が落ち着き、木材価額は低迷。その結果林業と他産業との賃金格差はますます広がり、後継者不足にますます拍車をかけた。 悪循環で高齢化は進み、90年代には10万7500人しかいない林業従事者の内、50歳以上が67・9%を占めるまでなった。 〜「森林太って林業細る」といわれている日本の林業です。 私は1991年香港での勤務を終えて帰国した時、香港ではまったくと言ってよいほど緑とは縁のない30階の高層住宅密集地での生活をしていたこと、と、私の故郷である信州との県境の豊根村の森林100%と言ってもよい環境の中で育ったことに影響されて、緑のないところ、見えないところではストレスがたまるというか、気持ちが落ち着かない精神状態になっています。 そのようなこともあって、帰国後1年経過したところで知ったこの「緑のオーナー制度」に応募しました。 30〜40年後には幾ばくかの元本の増加が見込めるだろうという下心を否定することは出来ませんが、それよりは日本の緑を何とかしなければという純な気持ちの方が大きかったと思います。 ユトリがあるわけではありませんでしたから、50万円と25万円各一口を購入しました。 30年後と40年後の満期では有に80歳を越えていますから、一口は息子の名義にしました。 当時、現地見学会がありまして、設楽町・田峰で一緒に参加された高齢のご婦人が「この木を切り倒した時に、自宅に持ってこられたら大変なことになる。 住宅の建て替えの計画はないから」と言って、マジに心配していたことを思い出します。 無理もありません、当時のパンフレットを読み直しますと、一口(50万円分)でおおむね100uの木造2階建ての住宅に使われる木材になるものと見込まれます。将来が楽しみな”緑の資産”といえます。と書かれてあるのですから・・・。 既にそれから15年の歳月が流れました。 契約期間が短かった方や初期(1984年)に契約された方たちが満期を迎えられて今回のような額面割れの結果となっています。 元本割れも問題ですが、随意契約を「落札」と発表したことの方が問題であると考えます。 ”購入時に元本割れあることの説明が充分なされたなされなかった” 、”国の事業で国民に損害を与えることは許されない”との意見もでていますが、私としては当時、元本が保証されるとは思っていなかったし、割れることもあるだろうとの可能性を、当時の材木価額の推移から考えられもなくはなかった事を記憶しています。 それよりは「随意契約」を「落札」と発表する林野庁の態度の方が問題です。 解体されることになった社会保険庁といい、60年続いた自民党中心の政治体制、行政・官僚機構はあらゆるところで次々と不正や問題の先送りがどうしようもなくなって膿が噴出してきているといえましょう。 今回のこの件についても、参議院選挙で自民敗北のことが大きく取上げられていますが、もっと大きく取上げられてしかるべき課題であると考えます。(どれ程のオーナー数なのでしょうか) バブル崩壊に至る過程、その後に続く右に左に揺れ動き、責任なすりあいの政府(与党)と大蔵省、日銀は問題の大元と言ってよいと思います。 今回の選挙で、参議院の民主党が与党になったことで、更に次々と私たちの前に、今まで知らされていなかった事柄がテーブルに乗ってくることでしょう。 そんなことを言っていても始まりません、何度か書きますが、消えてゆくものは消えてゆきます。 明るく・元気で・楽しい、新たな時代を私たち自身で作り上げて行くときが来たのです。 話を林業に戻すならば、現在の状況の元ではコストを大幅にダウンすることも出来ませんし、無理して行えば森林が壊れてしまうでしょう。 日本の林業は昔から労働多投的で北米や北欧の林業に比べて能率はよくありません。 その分環境に対しては優しい。 原生林を収奪する非持続的な林業は消えてゆくことでしょう。 そこらをにらんで、この森林を太らせておくのもよいことかなと思います。 ただ、林業従事者がその後も減少していますし、ますます高齢化しています。 各地で森林回復のボランティア活動やNPOが立ち上げられています、大いに期待すると同時に、私も2年前まで参加していたこれらの活動に、再度参加しようかなとも思っています。 私の契約している「緑のオーナー」の契約満期は、平成34年と平成41年です。あと15年と22年です。 新しい時代の創造と進展を眺めながら、ジックリとジャマにならないように、可能な行動を続けてゆきたいと思っています。
COLUMN 2-N NO220 平成18年12月8日 記
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