COLUMN 1−D NO550
平成18年6月26日 記
梅雨空の中”どんより” ですか?
〜6月24〜25日、百姓学校定例会〜
麦刈り、ジャガイ堀他、色々
まず、”どんより”の話から始めましょう。
メンバーの一人が昼食休憩の時、こんな緩やかで・大らかで・それでいて生活感というか微笑ましい話が飛び出しました。
多分、中学2年生のお子様(?)の話です。
学校で先生より「”どんより”という言葉の意味を解説した後に、その言葉を使って短い文を作りなさい」との、宿題が出たそうです。
彼はそれに答えました「うどんよりラーメンが好きです」と・・・
先生の宿題への返事は「座布団一枚!」とあったとのことです。
お分かりになるとは思いますが、座布団一枚は毎週日曜日にテレビ放映されています、落語家の即興による「オオギリ」の座布団のことです。
お話は以上です。 彼はこの質問にかなりの時間をかけて、その意味するところを考えて短文を作成したことだろうと、お母さんは嬉しそうな顔をして聞かせてくれました。
このようなお母さんと子供、そして先生ならば、近頃のテレビ・新聞を賑わすニュースも少なくなることだろうと思いました。
さて、6月の百姓学校の作業内容を記録いたします。
1週間前からの天気予報は曇り時々雨という予報が続きましたが、なんと6月23日の午後からは薄日が差し始めました。 そして24日は朝から太陽がサンサンです。
「これでは暑過ぎると」注文が付くほどの、好天気となりました。
さあ!この約200坪の麦刈です。


@ハザバの草刈 Aハザの出来上がり B虎刈り状態
@麦が午前中に乾くの待つ間にハザ作り、その前にハザ場の草刈りです。
A当日はハザ作りの玄人はいません。 素人でしかも一人は女手でした。
B午後から刈り取りに入りました。 簡単に済むと思っていましたら、これが大変な作業になりました。 実施したことがない方には分からないことでしょうが、麦の土寄せで畝が高くなりすぎて、麦刈り機が真っ直ぐに進みません、その上にバインダーの紐が調子悪く、直ぐに切れてしまいます。 1時間もあればと思っていたのが3時間以上かかりました。

C何とか刈り取りは終了 Dハザカケも順調に E当日の功労者
ハザが風で倒れるのではないかと、危ぶんでいましたが麦を掛け終わったところで、揺すってみましたが、なかなかシッカリとしていました。 多分大丈夫でしょう。
さて、24〜25日のそのほかの作業を記録しておきます。

サトイモの草取りと土寄せ 人参の草取りと間引き
「人参」は草の中に埋もれています。 作業後の写真を忘れました。 実に綺麗でした。

ジャガイモの収穫、 タマネギの収穫
タマネギは先週収穫されました。 ジャガイモは今週です。
タマネギもジャガイモも例年と比較しますと、出来が悪いです。 大きさが小さいことと、ジャガイモは数が少ないです。 虫も早くつきました。 上記のジャガイモは男爵です、メークイーン種は葉がまだ青々としていましたので、掘るのをやめました。試掘りしましたがイモが小さかったからです。 今年の天候は全ての野菜に色々と影響を与えています。

トマト ナスとキュウリ
トマトは順調に育っています。丈は小さいのですが実はイッパイぶら下がっています。
ナスとキュウリが一本もないのは寂しいとナス10本、キュウリ5株を植え込みました。

@ A B
さて、最後はカボチャです。
@とAはアンドンを取り外した後、前回牛糞を入れた時、直径約1メートルのところの溝に化成肥料”あさかぜ”を施し、周りに枯れ草を敷き詰めました状態です。 雨で葉裏に跳ね返りの土が付かないようにするためです。
Bは更にその周りに刈り取ったばかりの草を敷き詰めた状態です。
これは、ツルが更に伸び実が出来た時に、直接実が土に接するとお尻が汚れてしまうからです。 まだ敷き詰め方が少ないです。 2週間後に更に敷き詰めようと思っています。

ジャガイモ畑にカラーが咲きました。 昨年まで花畑のところでしたので、球根が残っていたのです。 探しても見つからなかった球根でしたが、「ここにいましたよ」と顔を出してくれました。
「2日目の6月25日は時折雨がパラツクどんより空の日、でもカラッとしたカラーの花でした」
COLUMN 1−D NO549
平成18年6月22日 記
飛騨金山(現下呂市、金山)の梅は全滅
〜蜂谷柿は今年も期待できそうです〜
我が家の小梅は収穫して10日経ちました。 「10年日記」を開くと昨年も今頃が金山の収穫時期と記載されています。 雨の降らない午前中にと思い出かけました。
結論から報告しますと、収穫はゼロでした。 正確に言えば12〜3粒の収穫です。(昨年は16Kgの収穫でした)
枝には途中まで成長していたのでしょう、萎んでしまった実が何個もぶら下がっておりました。
どうしてか、原因は分かりません。 今年は梅の収穫は悪かったと聞いていますので、同じ現象なのでしょか。
一昨年、野鳥に梅の花芽を食べられるから実の収穫が出来ないのだと教えられ、その時に張った網はまだ健在ですので、野鳥の仕業とは思えません。
専門家なら直ぐに原因が分かり、対策の立てられるのでしょうが、私には今のところ打つ手なしです。 我が家の庭の小梅は今までの最高の収穫だったのですから、自然との対峙は本当に色々、様々です。
同じ場所の栗は今年も間違いなく収穫を保障してくれる花のつきようでした。
また、吊るし柿にする蜂屋柿もこれでもかと言う程の実をつけ、地面に枝が接触してしまいそうです。
昨年は初秋に摘果をしましたが、柿の木自体が適量を知っているようで、自然摘果をしますので、今年はそのままにしておこうかなと思っています。
今年は昨年以上の出来栄えになるのではと予測しましたのは、梅の収穫はありませんでしたが、その梅ノ木にこんな蜂が巣を掛けていたからです。

壷蜂です 足長蜂です
COLUMN 1−D NO548
平成18年6月21日 記
3日続の、『すがさわな朝』とはならず。
その後の、カモの親子を撮影してきました。
今朝も「清清しく」「爽やかな」朝を期待したのですが、そんなには都合よく行きません。
午前中から雲がでてきましたので、午後からは予測通りに梅雨空から、シトシトとふりはじめるのでしょうか。
昨日の夕方、散歩で植物園の大谷池に行き、その後のカモの親子の様子を見てきました。 やはり8羽いた子供が5匹になっていました。 夕刻の食事が終わった後なのでしょう、親鳥の周りでこども同士が包まって眠っておりました。
私が近づくと親鳥は顔を上げて警戒しましたが、子供たちは眠り続けていました。
上空のカラスからは目が届かない木の下ですが、蛇には襲いやすい場所ではないかと心配でした。
同じように近づいてこられた60代のご夫婦も「あれ! 5羽になってしまった」と言っておられましたので。皆さんそれぞれに心配で探しに来ているようです。

驚かしてはいけないと、遠目からシャッターを押しましたので、鮮明に撮れていません。
私は直接目にしていますので、その状況は想像できますが、この写真だけではお分かりにならないことでしょう。 本日もう一度覗いて見ます。
良く撮れましたら差し替えますので、しばらくお待ちください。
例年ですと、最終的には2〜3羽になってしまいます。 どのようにしたら守ってあげることが出来るのでしょうか。 自然の掟に任すよりないのでしょうね。
それにしても人間社会の掟はあるのでしょうか。 チャンネルや紙面を飛ばして視聴したくなる事件が当たり前のようになってしまいました。
カモの親子の健やかな成長を願わずにはいられません。
6月21日、お約束どおりに植物園は大谷池に行ってきました。
昨日とほとんど同じ時間だったのですが、本日は夕食の時間なのでしょう。池のほとりにいました。
私の足音がすると、餌でももらえるのかと勘違いして、子カモがヨチヨチと近づいてきました。
餌が貰えないとなると、直ぐに離れてゆきましたので、小石でザラザラと音を立てると、再び近づいてきましたのでそこで1枚パチリです。 親子を同時に一枚の画面に入れることは大変難しかったです。


親ガモが枯れた花ショウブを啄ばみました 2羽は左の茂みの中、お宿にお帰りです
COLUMN 1−D NO547
平成18年6月20日 記
今朝も、『すがさわな朝』です。

アオイの花が先端まで咲き終わると梅雨明けとなると、子供の頃に教えられたものですが、今年の春日井はまだまだ梅雨明けと言う状態ではありません。
それでも昨日に続いて、今朝も午前8時までは、実に「スガサワな風」が吹いていまし
た。 台所の窓の外にあるシダの吊るしの風鈴が喧しいほどに鳴っていました。

ここまでで終わっておけば良かったのですが、お隣からいただいたキュウリの苗が目に入ってしまいました。 1.5坪の庭の隅の畑を見るとキヌサヤエンドウは葉を落とし、残った実も豆になっています。 一列のみトマトが植えられていましたが、支柱もしていないので、トマトの幹はU状になっています。
お隣のおばあさんが干し物の時、どうなっているかチェックをされるので、堆肥もやらずにただ埋め込んだような状態です。
ここまで見てしまうともうそのままにはしておけません。
蚊取り線香を点して腰にぶら下げ、鍬を振るうことになりました。 と言って大げさな作業ではないのですが、それでも1時間強の作業でシッカリ汗をかくことになりました。
やり終えれば満足感。 そして8月上旬〜8月イッパイは新鮮なトマト、キュウリを口にすることができます。 目の前の畑は毎日管理が出来ますので、実に楽な作業なのですが、ついついいつでも出来ると思ってしまい、始動するまでの時間がかかります。


COLUMN 1−D NO546
平成18年6月19日 記
『すがさわな朝』にシャッターピントが合ったもの
”すがさわな朝”なんて聞いたことがありますか? 多分ないのではないでしょうか。
私も初めて使いました。
いつか聞いたことがあったと記憶しています。 気象上の表現では「爽やか」と言う表現は秋に使う言葉。 春は「清清しい」と表現すると言うことを・・・
この梅雨の間のこの気持よい感覚をどのように言えば良いのでしょうか。
春でもなし、まして秋でもありません。
そこで、二つの表現を足してみました。「清清しく」と「爽やか」=「スガサワ」と。
では、映像で感じを伝えるとどのようになるのだろうと思いカメラを片手に外に出てみました。 本日は月曜日ですので、植物園はお休みです。
家の前のナンキンハゼの街路樹の通りを往復しました。

栗の花殻を拾い集める箒です その向かいには本日燃えないごみ収集日

町内の和風の家の玄関 我が家の南東角のツタ

ケレマチス ザクロ
如何でしょうか。
これが今朝、私が「すがさわな朝」と感じた、街路樹100メートルの両側でした。
COLUMN 1−D NO545
平成18年6月17日 記
ササユリのその後とカモの子供は?
6月16日の記録です。
NO536で開花第一輪を伝えたササユリは、早くも峠を超えました。 咲き始めたモノもありますが、大半は楚々と可憐な姿から色あせた姿に変わっています。
何時までも未練たらしくないところが、一層引き付けるのでしょうか。


華やかで可憐な姿はコラム1−D NO536に戻って観賞ください。
また、6月14日”夕立のあとで”にて紹介の、カモの子供たちは8匹から6匹になっておりました。
自然の中の厳しい現実を目の当たりにして、人間社会のルール・掟を考えてしまいます。
本日(6月17日)は梅雨の間の晴れ間です。眼前の山に飛行機雲が2本スーと一筆書きされました。 シャッターを押しましたが、掲載できるようなものではありませんでした。
夏の到来を告げる生暖かい風が吹き込んできました。
この湿気と気温そして風はササユリにとってはどのように影響するのでしょうか。
COLUMN 1−D NO544
平成18年6月14日 記
6月13日”夕立のあとで”
6月13日朝から予習・復習でボワ〜としてきましたので、早めに散歩に出かけました。
家を出で100メートルも歩かないうちに、西の方でゴロッと雷が鳴りましたが、進む方向は薄明かりでしたので、そのまま歩き始めるとパッラと一雨やってきました。
続いてパラパラと大粒な雨です。 駆け足で戻りました。
世界旅行「フランス編」のテレビを見終わると、雨も上がっています。
再び、出かけることにしました。 植物園の花ショウブが満開でした。


花ショウブの池の隅で、小さくシャッポという音がしました。 そこにはカモの親子が・・

今年は今のところ8匹の子供たちです。 今のところと言いますのは、ここ数年4〜5羽は目にするのですが、日が経つに従ってその数が減っていってしまいます。 蛇やカラスに食べられてしまうこと、時には大きな鯉に一飲みにされてしまうこともあります。
最後は1〜2・3羽と言うことになってしまいます。 親子の池のそばの茂みでガーガー鳴いています。

オス達でした。 この中に父親もいるのでしょうが、子育ては専ら母親任せと言うようです。 私がカメラを向けると同時にスタコラとお尻を振って草むらに逃げ込みましたが、その前には、夕立で出来た臨時の水浴び場で毛づくろいをしていました。 人間社会の様子を再現していたわけでもないとは思いますが・・・
築水池で一休みと思ったのですが、椅子は濡れておりました。

夕立後の犬の散歩に出会いました。 大小が面白く一枚シャターを

西の空の太陽が傘をかけたまま、終わったばかりの田んぼを照らしていました。

残念ながら夕立後の溝の状態です。 真ん中の写真は勢い良く流れた水の力で溝が綺麗に洗い流されました。 両側は曲がり角や水抜きが詰まってしまったところです。
ここまでくると、拾ってくるにはもう手に負えません。 残念です。
このままでは夕立後のスッキリ気分が晴れませんので、我が家の生垣の間から延びてきたユリで終わりにします。

COLUMN 1−D NO543
平成18年6月13日 記
山野草”八重のドクダミ”が咲きました
昨日の栗の花の匂いは、映像ではご理解できなかったでしょうが、今朝も風に乗って舞い込んで来ています。 どんな香りでも受け入れてしまいますので、私のとっては特別なことはありません。
さて、本日取り上げます「ドクダミ」もこれまた人によっては、大嫌いと言われる方がいます。 私はここ数年、夏風邪で鼻づまりになったことはありませんので実行していませんが、かって鼻づまりになるとドクダミの葉を数枚手にして軽く揉み、ドクダミの汁が軽く滲みでてきたところで、鼻の穴に突っ込みます。 3~4分して抜き取ると、鼻が通りスッキリします。
確か、このドクダミのエキスを原料として「たこの吸出し」と言う薬がありました。
きっと、戦後の食料事情によったのでしょう、「吹き出物」の症状で悩む方が多かったと思います。 そんな時、この「たこの吸出し」を張って、膿を吸い出したものでした。
また、頭の芯が重い、あるいはスッキリしないと言う方は実施してみてください。
本日のドクダミを紹介します。

上記は何処にでもあり、ドンドン増えるので嫌われ者のドクダミです。

こちらはこのところ山野草として、この周辺で人から人へと広がっています。
おまけは、現在咲いております我が家のアジサイです。

そのアジサイの下で、余命少ない「雪ノ下」が私も撮ってと訴えていました。

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COLUMN 1−D NO542
平成18年6月12日 記
これは何でしょうか? お分かりになりますか?
この花の姿を見てお分かりの方は、同時に香りも想像していただけると思います。

お分かりにならない方のために、もう少しヒントとなる映像を出しましょう。

上記の3枚でお分かりになったことでしょう。
COLUMN 1−D NO542
平成18年6月12日 記
本日は我が家の栗の木を紹介します
梅雨の晴れ間といっても、まだ本格的な雨続きとなっていませんので、有り難味がそれほどでもありません。
とはいえ、目通しで抱え込むと周囲1メートル以上になった栗の木の花が朝日に輝いている光景は、梅雨の晴れ間を十分に感じさせてくれます。
上記の栗の木の花をご存知の方は、あの独特な匂いも想像されたことでしょう。
ある人は「生臭いイヤラシイ匂い」と言いますし、またある人は「精気に満ちた力強い匂い」と表現された方もいます。
梅雨の合間に花を咲かせ、放香する栗の花。
晩夏にイガで身を固めて登場し、秋、満ち満ちてイガを突き破り身を投げ出す。
その実を焚き火に投げ込むと、バチッと激しく爆発させ驚かさせながらも、はじき出てくるのが待ち遠しかった小学校時代。
御伽噺「猿蟹合戦の栗の臼」、最後に逃げる猿に重石のように押さえ込むあの栗です。

写真は南側から撮影しました。 右側の写真は街路樹のナンキンハゼと重なっています。 栗(ナンキンハゼ)、サンシュと続き、ヒノキそして右の大きな木がハナノキ(愛知県の県の木)です。
その下には、力強いツタが茂っています。
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