松野さんは1928年生まれ、工学博士。エッソ石油副社長・監査役を経て1986年、曹洞宗金沢大乗寺住職の板橋興宗禅師により得度した後,嗣法。武生地蔵院(福井県越前市)前住職。 PHP友の会名誉会長。 『・・・・、定年後は遅かれ早かれ社会人から一個人に還元される人生です。 出来るだけ早く西欧的な価値観から離れ、東洋的・仏教的価値観に沿った生き方を心がける方が良いと思っています。 というのも、欧米流の価値観は「よく働き、よく遊ぶ」ことを生きがいとしているからです。 現役時代は其れで楽しいのですが、この物差しで定年後の人生を計ると、働く事も遊ぶ事もだんだん出来なくなって、後には「挫折感」しか残りません。 競争社会の悪癖で他と比較して衰えていく自分に対し、「ダメだ」という烙印を押します。 これでは幸せになりません。 そこでお釈迦様の時代に倣って、人の一生を 「学生期」・・教育期 「家住期」・・社会に出て働き家族を養う 「林住期」・・仕事を終え人生を考える 「遊行期」・・悠々自適 、人生の最後に独り楽しむ期間 との4つに区分してみますと、定年後は「林住期」に当たります。 其れを今の日本では定年後も働く人も多いので再リタイアまでとそれ以降を2つに区分。 「林住期T(60〜65) ・・・定年後の計画に基づいて、実践力を養う時期 「林住期U』・・75歳まで ・・・その活動期間 、この活動は人生を生き生きさせるものなら何でも良い。 ボランテイア、畑仕事、釣り、ゴルフ、好きなこと、得意な事、挑戦したいこと、般若心境の写経等々。 唯一の注意点は地域や人々から孤立しない事。 最後に「幸せは自分の心以外の遠いところに求めても見つかりません。なぜなら、幸せも不幸も全て同じ自分の心からでてくる」』と結んでいました。 さて、私只今63歳、あと2ヶ月で64歳、「林住期T」も余すところ1年強となりました。 この間、定年後の計画に基づいて、どれほどの実践力を養ったであろうか。あるいは並行した活動期間としての実践はどうか。 評価は自分自身で行うものでしょう。 だって、満足も不満足も同じ自分の心が決める事でしょうから・・
またこんな事を掲載すると「オオカミジジイ」といわれそうで、気になるのです。何もなければ結構な事と思い紹介することにします。 これは私が入手しているFAX情報からのものです。(経済トレンドレポート NO275から) 『鳥インフルエンザが突然変異により人間間で感染するタイプに変わった場合、専門家によれば世界で500万人から1億5000万人の死者がでる恐れがあるという。 別の専門家は、最悪の場合、世界人口64億人のうち5億から6億人が死亡する可能性もあると指摘している。 米ホワイトハウスが急にこの問題を取り上げた背景には、人間間で感染するウイルスが発生した事を確認したのではないかと推測される。 もし、世界的に大流行した場合、旅客機による人間移動や貿易などが極端に制限されて、世界経済が混乱し大恐慌になる可能性も否定できない。』 さて、この情報を流した「浅井情報ネットワーク」の立場はどうか。記事内容は以下のように続きます。 『米国内では鳥インフルエンザウイルスへの対策としてワクチンの開発が急ピッチで進められているが、私たちに出来る対策を考えてみよう。 @ 健康および生命を如何に守るか A 経済的な混乱の中如何に財産を守るかの2点に絞られる。 @ の健康を守ると言う事では免疫力をあげるしかない。鳥インフルエンザに感染している患者の死亡率は60%を超えるという。免疫力を高めるのは温熱療法が効果的(注、加藤・・・この療法の器具を取り扱っているのが、この情報発信社) A 財産の保全については、のマン社やスーパーファンド社の先物分散投資運用のファンドしかないだろう』と書いている。(注、加藤・・これも浅井ネットワークの紹介しているもの) 覚えていますか?つい1~2週間前に新聞に登場したニュースです。 「NYテロ情報」_ニューヨーク地下鉄を標的にした爆弾テロ計画の事です。 この情報はウソであったと米CNN報道です。 かと思うと、今も続いています「イラク戦争(侵略)」・・核兵器の製造がなされているといって、戦闘に入りました。 覇権をもった国、利権を持った一部の集団は手前勝手なことをしたいために、情報を操っている事に充分留意しなければなりません。 そこに行くと、 少なくとも私には覇権も無く、利権を保持するために発言したり、情報発信したりしている魂胆はないことは明白とご理解いただけると思います。 少しばかり「オオカミジジイ」である事はお許しください。 何事も無く平穏に過ぎればそれに越した事はないと思っているのですが、今という時代そんな訳にはいかないようでございます。 祈る思いと、何か出来る事を少しでもと思う今日この頃です。
『ベストセラーとなった『生き方上手』をはじめとする数多くの著書、講演、テレビなどで馴染みの日野原重明氏の講演会、(主催 中日新聞社 協賛 雑誌「いきいき」・ユーリーグ株式会社 協力校 愛知学院大学)が、9月10日に愛・地球博パートナーシップ事業の一環として開催された。 会場となった愛知学院大学100周年記念講演堂には2000人以上もの聴衆が詰めかけ、、愛を持って生きる喜びを語る日野原氏の話に熱心に聞き入った。』<中日新聞9月29日 朝刊より> ・生き物全て平和に共生を 「ゆるし」に「怨」の字を当てるのは「寛怨」という言葉が好きだからです。「寛怨」とは、自分のごとく相手のことを考え、相手の間違いを怨しなさいという意味です。 生きていて良かったという感謝の心が持てれば、其れは最高の人生だといえるでしょう。 そのためには、生き方をいつも考える姿勢が大切なのです。 ・「成功加齢」を重ね 「新老人」 75歳になったら老人と呼ぼう、「新老人」と呼ぶことにしました。 65歳から75歳までは人生の最終段階を迎えるための準備期間ととらえる事にしました。 「成功加齢」のために必要な事 @ より良い習慣を身につけること A心と体の働きを出来るだけ良い状態に置く事 B積極的に社会と関わる事。 C希望と信念を持ち、不屈の精神と生きるたくましい行動力を身につけること D常に愛する心と感謝の気持ちを持つ事 E勇気を持って新しい行動を始める事 F若い世代と蜜に交流する事 G過去にこだわらないで、上を向いて歩こう。 ・老いるってことは素晴らしいこと 年をとると確かに記憶力は落ちてきます。 しかし、総合的な判断力は向上します。 より良く生きるためには「愛し、愛される」「新しいことを創める」といったことの他に「耐える」事も必要です。 辛い事を経験すると、人は他人の痛みに共感できるようになります。 耐える事を通じて、感性豊かな人になれるのです。 「愛」について 愛を意味する言葉に「エロス」と「アガペー」があります。 「エロス」古代ギリシャの哲学者・プラトーンは、「エロス」を「自分の足りないところを求める」という意味で使いました。 其れに対し「アガぺー」は「与える愛」であり、「無償の愛」を意味します。 「無償の愛」は、決して見返りを求めるものではありません。時には自己犠牲をすら伴なうものです。 私たちが目指すのは、この「無償の愛」でありたいと思っています。 この愛の心を実らさせるのが「怨し」です。怨しは他を信じて耐えて待つ愛の心、他を責めず、弱い自分が怨されて生きているように他を受け入れる慈悲の心です。 他人の痛みが心で感じ取れること。 希望の無い人には、希望の火を灯してあげること。 そのため、あなたの時間を使うことが愛なのです。 いのちとは、あなたが持っている時間のことです。 あなたのいのちをどう使うかは、あなたが決める事なのです。 「きりのない願望があなたを幸せから遠ざける」 形になる願望を持って死ぬ事は出来ません。 人は皆、裸で死ぬのです。 「終りよければ、全てよし」と言ったのはシェークスピアでした。 あなたの持つ素晴らしい遺伝子を良き友と一緒に発掘する努力をしましょう。 与えられた環境から、自分でつくりだす環境へ。 あなたの中に隠れていた素晴らしいいのちを、ぜひ見つけ出してください。』 〜他に入力したい事がありましたが、まず初めにこの」野原さんのこの講演を入力しました。 ただ、読んだだけよりも強く心に刻まれたように感じましたし、忘れた頃に再読できると考えています。 入力の調子が悪く普段の3倍も時間がかかってしまった事も、かえってよかったと考える事にしました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
約半分に要約しております。 また各節の冒頭に数字を配してのは私で、元文にはそのようなものはありません。 また、各節の終わりに、その節で私が感じたこと、気持ち、考えを記してみました。 皆さんのご意見が聞けると有難いですが・・・・ <9月14日 ごご7時半 入力し掲載しましたが、校正をしておりません。誤字・脱字ご容赦ください。> <9月15日 午後12時半 中部大学の秋期のオリエンテーションに参加後、校正と一部修正をいたしました。 まだ誤字・脱字があると思います。あしからず> 『予想外の自民党の圧勝という結果になりました。 小泉政権とマスコミは大勝の美酒に酔いしれていると言う感じです。 @ 結論から言って天は、日本を米国と同じように一度徹底的に壊してしまわなければならぬと決断されたようです。 ここで体制を立て直して21世紀の日本に軟着陸させることは出来ない。 米国と同じように一度徹底的に壊すものを壊し、立て分けるものを立て分けなければならない。 天はそのように結論を下されたのだと思います。 ・・・私は今まで、そこまで突き詰めた考え方に至るまで思いつめたと言うか、真剣な葛藤はありませんでした。 が、これだけ国家の重大課題を先延し、本当のことを国民に知らせてこなかった(国家財政の破綻、社会保障の行き詰まり、少子高齢化の問題・実態数値等)為政者の態度と誤魔化し、さらに目くらましをかけたようなマジックショウに酔わせて事を運ぼうとしている事に対し、天は何かを考えているとは思います。 A 今回の選挙前後の様子を見ていると、丁度4年前の911テロ直後の米国にそっくりだと思います。 テロをキッカケにネオコンが完全に米政府を乗っ取り、マスコミを総動員し、米国をテロ戦争と言う自滅外交と弱者切捨ての国内政策に暴走させ始めました。 多くの米国人は911テロの時、世界のことも自分の国のことも全く知りませんでした。 ですからいきなりマスコミが大衆を誘導し始めた途端、人々は熱狂的にブッシュ大統領を支持し、8割を超える支持率を得てブッシュ政権は暴走し始めました。 ・・・アメリカの3大ネットワークは一部の権力者によって操作されている事は事実であろうと思います。 ホリエモンのことがあったように、日本のマスコミも彼らのワナに既に嵌っているのだろうか。 、あるいは彼らと組んだ目には見えない日本の権力者によって、知らぬ間に操作されているのだろうか。 私も時折見るあの馬鹿番組の数々は日本人を骨抜きにするたくらみ以上のことが隠されており、着実に戦略が進められているのだろうか。 B 基本的に今の弱肉強食政治を動かしている連中の発想は単純です。 郵政民営化の次は社会保障負担の改革だとオリックスの宮内氏が言っているように、<企業が触れないカネは企業が触れるようにして、企業が払うカネは給与も社会保障負担も出来るだけ少なくしようと言う事なのです。 そうしないと国際競争力に勝てない、生き残れないといいますが真っ赤な嘘です。 米英を見れば明白です。長期低落傾向にあります。 企業は単に経費を削れば成り立つというものではなく、世の中に役立つ商品を開発して市場に出し続ける事が企業の役割です。 80年代以降の市場原理主義の経済と言うのは、権力とお金を持っている人たちが経営を忘れ権力と報酬に胡坐をかくようになってきており、強者が自分の強さを利用して富の独占を図ろうとしていると言うのが実態です。 ・・・日本の企業経営者の精神、資質が金や権力に魅入られ、本人も知らぬ間に身売りしているとは思いたくないが、戦後60年、特にこの10年の間に人々の目に映ったものは、白髪混ざりで恰幅の良い名の通った経営者が頭を下げる姿でした。 戦後の日本の復興にリスクを恐れずに大活躍した経営者の姿はほとんど見ることができなくなった。 清く・正しく・美しい日本精神の真心をもった方はいなくなったのか。 なにか魔物にでも取り付かれ、高い理念や精神は奪われたしまったのだろうか。 これも今のような政治家を選んだ国民の見識レベルを示しているのだと考えると一言もない。 C 信念もビジョンもなく利害打算で強さの分け前に預かろうと群がってきているだけです たらいの水をどうやって増やすかでなく、たらいの水をどうやって自分の前にかき寄せるかだけを考えているのです。 そのため世の中の矛盾はますます強まって、決して改革によって素晴らしい未来が来ると言うことがないのです。 巨額な財政赤字も構造的な失業問題も少子高齢化問題も、今の体制では克服できない問題ばかりです。 体制を組み替えて、抜本的に社会を作り変えるという、前向きで建設的な発想がでてくる前に、弱者を切り捨てて自分達だけが生き残ろうと言う連中が手練手管を駆使し、力を握って世の中を我がもの顔にしているのです。 米国から追い出されたネオコンがいよいよ日本再上陸を果たしたと言う感じです。 今、米国では富を吸い上げる弱者がいなくなり、金持ち同士の富の取り合いが激しくなってきております。 市場原理主義者が行う改革は結局強者もやがて弱者に変えてゆくことという終わりなき破滅以外の何ものでもなく、やがて資本主義体制自体は自らの手で灰塵に帰される結果に至るのです。 ・・・@でも書きました、今、日本の避けて通れない優先重要課題は言葉や想像では推し量れない程の覚悟を私たちに要求していると考えます。 が今の物的豊かさを当たり前として享受している私たちに為政者(政治家・高級官僚)、さらに学者、マスコミ、評論家も耳触りが悪く、肌に冷たい事実を語らず、告げず、自己保身を優先し、真の国家・国民の立場に立っての発想と発言、行動をとってこなかった。 そこに着け込んで、あるいは計画的に米国のネオコンが上陸してくる事はありうる話、既に着々と進行しているとも見えます。 資本主義自体の崩壊についても、大分以前の事ですので記憶は薄くなってしまいましたが、インド生まれの経済学者・ラビ・バトラが「社会主義・ソ連邦の崩壊の後に、資本主義の崩壊を予言・予測していましたが、まさにその道筋を歩いているとの思いがします。 D 新小泉内閣が本格的に改革を始めたら、日本は今の米国と同じように完全なる国家崩壊、国家破滅のみ残ります。 大企業・財界など政治に擦り寄った連中は政治が破滅すると同時に崩壊し、日本は一度ゼロからの出発を余儀なくされる事になるでしょう。 国家破滅がみえてきましたので、次の時代の準備を本格的に始めなければなりません 中央はなりふり構わず弱者切捨て、地方切捨てに走り出したら、地方は力ずくで戦うしかありません。 その過程の中で地方は次第に自立する力を持ち、21世紀らしい地方の政治と経済が生まれてくるのです。 ・・・「改革」「改革なくして成長なし」と進められている方向と行動が国家の崩壊へと繋がっているという。 全ての改革の中身が間違っているとは思っていないが、一番基本にある考え方のところ(たとえば市場原理主義)が結局全てを崩壊、破壊に結び付けて行くのだということなのだろうか。 自然界には適者生存、弱肉強食の法則が働いている。 が、人間社会は限度を知らない、わきまえない、欲望をコントロールできないからなのだろうか。 自分だけは生き延びたい、そのために地球上の全ての生命体を利用し、活用するだけで、その恩恵に感謝する気持ちを忘れた姿勢が崩壊への道に繋がっているという事なのであろうか。 最後まで勝ち・生き延びる事を願って他者を食い尽くしてしまう。 それが最後自分に及ぶということなのでしょう。 E 新小泉政権は最初のうちは対米従属政権のようにみえるかもしれませんが、やがて米国の手を離れて独立しようと言う人々が政治を動かし始めるのではないでしょうか。 米国はイラクでボロ負け状態になっている、さらに米国経済はヨタている時に、小泉独裁政権が出来た。 日本は独自に憲法改正し、軍隊を保持・強化してアジアの覇権を求め始め、ついに再び米国と戦おうとするのではないか、猜疑心の強い彼らはそう考えるのではないでしょうか。 衆議院で三分の2を与党が握ったと言う事は憲法改正に向けて日本が本格的に動き出し、紆余曲折を経て、日本が米国従属を脱してゆく最初のステップになったのではないでしょうか。 ですから日米関係の変質に今後ともよく気をつけていく必要があります。 ・・・まさか、まさかと思います。 が「弱り目に祟り目」とい諺があります。 イラクでニッチもサッチも行かなくなっている。 イランも北朝鮮も言う事を聞かない、中国・ロシアもこのときばかりと動き回っている、自分の裏庭と思っていた南米の国々は言う事を聞かない、そこにハリケーンである。 力があり気持ちにユトリのあるときには疑心暗鬼など生まれぬものだが、様々な事が裏目に出てくると冷静な判断と決断が出来なくなるものです。 まさか、戦後この方、アメリカの若者の命をかけて守ってきてやった国・日本、一番忠実で言う事を聞いてきた国が反旗など揚げるわけが無いと考えるのが常識と思いますが、人間の気持ちの変化はわかりません。 一つ歯車が狂うと、過去の忌まわしい事柄が大きく浮上してこないとも限りません。 今後の日米関係の変質には十分に注目している事が大切と言うのは同感です。 F 現段階で350兆円は既に米国に渡ってしまったと考えられます。 彼らはこの金を何倍にも膨らませて日本の強い企業を買収してくる事でしょう。 財界・大企業は自民を支持し、規制緩和を支持して、結局国際金融資本にカモネギをやっているのです。 社員や下請けを苛め抜き、弱肉強食は当然とばかりに経営力のなさを全部下に押し付けて勝ち組気分で威張り散している。どう考えても21世紀的ではありません。 天は何時誰を如何を使って彼らを整理するのだろう、非常に興味深く見ていたのですが、郵政で米国に渡ったマネーが市場を通じて整理すると言うシナリオが見えてきました。 ・・・天は本当にそんなシナリオを組んでいるのでしょうか。 ストレートに全てを信じるわけには行かないが、1970年代後半〜バブル形成〜崩壊〜その後今日までを振り返る。 1970年代後半、いち早くエネルギー危機を脱した日本が製造業を中心としてもたもたするアメリカを尻目に圧倒的に勝ち続けた。 そればかりか資金を貯えた金融・不動産会社が破竹の勢いでアメリカの不動産を買収するまでになった この行動に、アメリカはこのままでは日本にやられてしまう、買い占められてしまうとまでの懸念をもったと言う。 そこでアメリカの弱点を正し強いアメリカを取り戻すために日本の産業をはじめあらゆる分野の調査・分析・評価をして、対日本戦略を構築した。 その中の一つに日本の弱点を叩け、その一番手がアメリカの強みを生かし、日本の不備・弱点をつく資本金融の自由化を迫ることであった。 まんまとその戦略に日本は乗せられ、その後のバブル崩壊も、バブルの対応政策も半分押し付けて読みのうち、後は面白いように日本の無知と混乱に乗じていただくものは詐欺師のごとくにいただいていった。 最後に残っているのが350兆円という。 この15年の間に日本も大枚の勉強代を支払い、対応策がこじられるられるだけの知恵と体制が出来と思いたいが、やっと、どうしてこんな状況、状態になってしまったかの原因が分かりかけてきたところのレベル。とこらが策を立案するすべき立場の人間が皆逃げたか、腑抜けになっているという。 そこで天のシナリオということになったと考えなければならないとはなんと寂しい限りだ。 G 金融機関と異なり日本の製造業は経営者は無能でも現場の力は世界を制するものがあります。 ですから外資が会社を解体しても結局は製造業の現場には手を入れることは出来ず、何らかの形で日本の製造業は残ると思います。 市場が崩壊した時外人も帰って行かざるを得ません。 外人が帰ってしまうまでの間に日本の製造業は何処まで変貌を遂げるのか、これも今後の注目点です。 ・・・戦争なら全てが灰に帰するということもあるが、歴史と伝統に裏打ちされた人々の心と手足、身体に中に育まれた知恵や技量・技能は強制移住でもさせない限り奪い取る事ができない。 仮にそのことを考えたとて、それらを育んできた国や地域が持つ文化によって支えられているのだから、移住は不可能な事である。 再び立ち上がった日本の製造業・はじめ産業はそのものの価値と同時に、立ち上がってゆく過程のそのものが世界のモデルとなろう。 H 自公が圧倒的多数を取り、民主が惨敗を帰しましたが、社民・共産は退潮がとまり、国民新党、新党日本、新党大地が生まれました。 北海道は日本の神道では米国の雛形。 新党大地の理念を見ると(www.muneo.gr.jp)連邦政府が崩壊した後の米国の人々の心象風景が見えるようです。 これからの政治はこうしてたとえ少数でも思いを共にする人の集まり、手作りで政治を作り挙げてゆくという原点に回帰してゆくと思います。 出来る事なら市場原理主義者による破壊を止め、今の米国のような状況に至る前に政治を切り替えて、日本を救って欲しいと思いますが、そのためには日本と世界全体をどのようにすればよいかという大きなところから理念と発想を組み立てて、今までの常識にとらわれない行動をおこさねばなりなせん。 同時にわれわれもこれからは遠慮なく新しい未来にむけて積極的に行動していくべき時です。』 ・・・、今後、都市=中央は混乱し崩壊の状態になろうが、地方にはそこで暮らす人々の生活基盤となる豊かな大地と自然がある。 一人ひとり、そして意を同じくする人々の和が生まれ、結集される。 ここからも新しい日本の姿が生まれ、同時に世界の人々に驚嘆を持って評価され、敬われ歓迎されるモデルの発信となる。 私たちは今、一つの時代の出口に差し掛かっていると同時に、新しい時代の建設現場に立っているということなのでしょう。
8月8日、衆議院の解散総選挙が決定した。 その夜に思っていること、考えている事をメモして8月10日にエッセイB「政治・経済・社会」欄に掲載した。 自分の思い・考えている事と大新聞の社説との違いを点検してみた。 結論から言えば、大きな違いはなかった。 が、良く読んでみる(行間を推測してみると)同じような事を書きながら、力点の置き方や視点の違いを感じることが出来ました。 新聞を読みましたと書きましたが、正しくはインターネットから引っ張り出し、印刷して読みました。 読んだ新聞は6社です。 産経新聞、読売新聞、毎日新聞、朝日新聞、中日新聞(東京新聞)、日経新聞です。 その中で産経新聞が社説を読むには一番便利でした。 と言いますのは上記の新聞の内、中日新聞を除いて、同じ欄から検索できるようになっていたからです。 又、毎日新聞は私のように印刷する人のことを考えて、”ここををクリック”してくださいと親切です。 しかもA4一枚にピッタリでまとめてありました。 さて、各紙違いはありませんが日付ごとのタイトルを抜書きしてみましょう。 <産経新聞> 『主張』 ・8月9日 郵政解散「国のあり方」問いたい 構造改革の貫徹が不可欠 ・8月10日 反対派非公認 「改革政党」への脱皮促す ・8月11日 政見公約 民主党は郵政に踏み込め ・8月12日 政治空白 改革路線立て直す期間だ <読売新聞> 『社説』 ・8月9日 「郵政解散」「懸案処理政権を樹立できるか」 それにしても分かり難い衆院解散劇である ・8月13日 「政権公約」「明確な選択肢の提示を競え」 <中日新聞(東京新聞)> 『社説』 ・8月9日 自民党が壊れていく ・8月11日 公認問題 分かりずらいぞ自民党 ・8月13日 民主党 埋没されたは困ります <毎日新聞> 『社説』 ・8月11日 総選挙と世論 「小泉劇場」に振り回されずに ・8月12日 解散と構造改革 与野党は財政再建の道競え ・8月13日 民主党戦略 古い体質 を改善する機会だ <朝日新聞> 社説 ・8月9日 郵政否決、総選挙 この解散をどう生かす ・8月10日 郵政改革 民営化の火を消すな ・8月12日 「造反」処分 ご都合主義ではだめだ <日経新聞>社説 ・8月9日 郵政解散、国民の声聞いて政治は出直せ ・8月10日 「改革」の実行力を競う選挙に タイトルを読むだけではほとんどと内容は分かりません。 社説と言うもののどの新聞・社説も同じようです。 私の読み違いがあるかもしれませんが(先入観も含めて)、郵政民営化の法案はどの新聞も賛成です。 特に産経と朝日それに日経新聞が強く賛成していたのではないでしょうか。 今回の解散については毎日新聞が賛成の記事を書いていました。 朝日と読売が分かり難い解散だといい、読売は大きな疑念を残す憲政の常軌に反すると書いておりました。 中日新聞は社説ではありませんが、政治部長が『あえて「小泉解散」を歓迎する』の一文を一面に掲載しておりました。 産経新聞は明確に郵政民営化のみならず、『過去の政権が手をつけられなかった”タブーに切り込んだ意義は大きく、国の形を整えてきた小泉政権の歴史的な意義を評価したい』と主張し、他紙と際立ったちがいの姿勢を明確にし、『解散総選挙の争点についても郵政民営化が構造改革の中心課題であり、争点の第一に挙げるべきと主張しています。 「政治空白とは何か」と問い、根本的な構造改革が進まなければ、既存制度が温存され、慢性的な改革意識の不在と言う平時の政治空白が常態化するだろう。 本当の政治空白は、選挙の結果、これまでの構造改革路線が否定されたり、逆戻りしたりするような事態になったときに起こるのである』と主張する。 なるが故に、民社党の郵政改革に対する態度には疑問を呈し、労組の意向が最優先されたと指摘し、改革政党とはいえないと断じている。 この主張は産経新聞のみでなく、ほとんど各紙が民主党の郵政法案に対しての態度の明確化・対案を出すべしと民主党に迫っている。 日経新聞に至っては『労組の態度は既得権益にしがみついているのも同然』といい、毎日新聞は連合が自民党の反対派を支援・支持するとまで笹森会長が発言している事にあきれている。(岡田民主党党首は連合とは一線を引いた発言をしているが・・・、連合に大きな支援を受けている民主党としてはアキレス腱であることには違いない。 このようなことがあるから、私は政権交代しても民主党は長くは続かない、あるいは再び中央政界は混乱すると予測している) ほとんど各紙は4年半の小泉政権の総体評価を争点にすべきと主張している。 世論調査によると国民の関心事は・年金・医療・介護、景気対策、税制改革との事だが、確かに身近な問題が解決される事は大事な事でしょうが、時代はそんな生易しいところにあるのでなく、立っている足場も怪しいのにと思うのですが、これが日本人の能天気でイイカゲンなところでしょうか。 確かに以下のように課題を列挙しても如何ともしがたいのでしょうが。 ・財政再建ー財政削減・規制改革・国債発行・公務員人件費・政府系金融機関の統廃合・税制改革ー消費税アップ ・地方財政・地方分権・三位一体改革 ・社会保障ー年金・医療・介護 ・外交・安全保障ー北朝鮮問題・ ・憲法改正 ・少子高齢化問題・若年労働者の雇用問題 ・農業問題ー食糧の自給 ・教育問題ー ・治安・犯罪 書き出しているだけで私も嫌に成ってしまいましたが、今日の社会を作ってきた一人として逃げるわけににも行きません。 背負ってゆく事も出来ません。 向かい合ってゆかねばなりません。 そのためには良く考えて一票を投じなければいけないと考えています。
『愛・地球博(愛知万博)の目標入場者数1千五百万人を達成した時の記念行事が11日に発表された。 博覧会協会は二十日か二十一日頃達成すると見ており、15人の当選者に各企業館などが提供するトヨタ・プリウス(270万相当)やアザラシ型ロボット(35万相当)など一人一種類の賞品が送られる。』 今から約10数年前、香港で勤務していた頃の話である。 開店1周年記念の記念売り出しの企画として”ラッキープレゼント”なる福引を計画した。 当時の香港ではその場合1等賞は日本車の2〜300万相当の車が当たるか、豪華海外旅行が一般的であった。 そんな話を聞きながらも1等賞を十数万円のテレビとして、それ以下6等のはずれ券なしの食堂の1割引き券までの内容とした。 (経費の総額は同等か、それ以上であった) けち臭い内容だと地元の社員から言われもしたが、他の企業と異なりオリジナリテイーがあるとの少数意見もあった。 その後私が勤務している間は同じ方式をとった。(それ以後のことは知らない) 当時の香港人の気質としては大もうけか、はたまたゼロかが当たり前のようであった。 6等のレストランの1割引券は当時としてはチョット高い価額だが(日本円で600円から1200円)、食べても見たい日本食として人気を博し、結構な利用率であり自前のレストランは大繁盛した。 さて、愛。地球博の1500万人の入場者の達成は嬉しい事である。 このままゆけば1800万人は間違いないでしょうし、会期終了が迫り、入場者が尻上がりに伸びれば2000万人にも達するのではないだろうか。 数を競っているわけでもないのだから当初の予定がクリアーできればそれでよく、余り入場者数が増えると別な心配事が発生しないかと気に成ってしまう。 ところで、今回の1500万人達成に対して”プリウス”が提供されると言う記事を目にして、香港時代を思い出すと同時に、少し首を傾げた。 記念行事の目玉として豪華景品を理解せぬではないが、「自然の叡智」、「環境万博」「市民参加の万博」などというならば、もう一つ知恵を働かせて貰いたかった。 少しでも多くの人に思い出と記念になる事か物はなかっただろうか。 今回の万博は誰の目から見てもトヨタ・グループの力が大きいと言う事は企画・計画段階から、実施にされている内容は会場内外の自前パビリオンから各国のパビリオンへの援助等明白であると思います。 財界活動や目に見える社会貢献に控えめであったトヨタ・グループが財界総理を送り出し、社会貢献に乗り出すと同時に、中部にあってはあらゆる側面で企業の持つ経営ノウハウを駆使して企業活動ばかりでなく、中部地方の主要事業や組織で責務を果たしており頼もしい限りであります。 トヨタの首脳陣も世界的な超有力企業グループとなり日々あらゆる事柄に神経を使っていることは理解しているつもりであるが、企業外からの様々な要請に応える中、目こぼしや・思い違いのことが発生しないとも限りません。 要請する側も、受ける側も心してゆかなければと気になるのは私の思い過ごしでしょうか。 ポスト万博、ポストセントレアのときが近づき、今回の衆議院選挙の後には新しい混乱の波が起こることは間違いないように思えます。 リーダー企業の活躍とその企業グループを頂くこの地域は今後ますます注目と期待が集まる事でしょう。 些細な事に対しても気配りが必要と今朝の朝刊を読んで思いました。
除虫菊の香に鎮静剤効果があるかどうかは知らないが、安心しての事でしょうが直ぐに寝入ってしまう。 さて、ある雑誌に蚊取り線香の事が紹介されていたので入力します。 『日本では奈良時代頃から、よもぎの葉を火にくべ、「蚊遣り火」を焚いて虫よけとしていた。 ところが、蚊取り線香が日本の夏の風物詩になったのは古い話ではない。 115年前、明治23年(1890年)の事でした。 1886年に、現在、蚊取り線香の発売元として知られている「金鳥」の創業者となった上山英一郎氏が、蚊取り線香や殺虫剤の原料となる除虫菊の種子を、アメリカの植物輸入会社社長のH・E.・アモア氏から贈られたのが始まりです。 研究を重ねて4年後、ついに世界で初めて蚊取り線香を完成させた。 最初の形は渦巻き状ではなく、普通の仏壇線香と同じであった。 約20センチの棒状では40分ほどで燃え尽きてしまい、細くて煙の量も少なく、一度に2〜3本焚かなければ効果が無かったし、また折れ易かった。 明治28年(1895年)に、英一郎氏の夫人ゆきさんは棒を太くして渦巻状に出来ないかとのアイデイアを出した。 試行錯誤の末に7年後の明治35年(1902年)、渦巻き型として市販された。 現在の渦巻き蚊取り線香は延ばすと約75センチで、約7時間燃え続ける。 英一郎氏は各地で除虫菊の栽培を奨励した。出身地の和歌山県をはじめ、広島県や香川県を中心とした瀬戸内地方や北海道は明治から昭和にかけて一大生産地となった。 日本は第2次世界大戦前には除虫菊の世界一の輸出国だった。 昭和40年代以降、日本では産業としての除虫菊の栽培は行われていないが、ケニアをはじめ世界各地で殺虫剤の原料として栽培されている。(なお、除虫菊はそのままの状態では殺虫効果はほとんどない) 瀬戸内海の風光明媚な坂の町、大林宣彦監督の映画のロケ地や林芙美子の「放浪記」などで知られる尾道市では、尾道市立美術館の南側斜面には除虫菊を栽培している。 花の見ごろは5月上旬で、畑一面に白い可憐な花が咲き誇るさまは、「白いジュウタンの丘」と呼ばれ、尾道散策百選の一つとなっている。 尾道の対岸・向島の亀森八幡宮には上山英一郎を祭神とした「除虫菊神社」などがあり、日本の除虫菊のふるさとと言った風情もある。 また、向島の隣の島である因島は、1960年代のピークの時には、日本一の生産量を誇るほどでしたが、時代の流れで、現在では観光と観賞用に栽培されています。 現在は、蚊取り製品としては液体式や電池式がふえています。 また、蚊の嫌いな音波を発信するソフトウエアの「デジタル蚊取り線香」などというものもあります。 しかし、ほのかに立ち上がる線香の煙を眺めながら、縁側で夕涼みなどという、懐かしい夏の風景を偲ぶには、渦巻き蚊取り線香が必需品のような気がしますが、如何でしょう 』 私には上記の筆者の気持ちが充分に分かります。 が、縁側で夕涼みや庭でバーベキューとなりますとあたり一面というほどに蚊取り線香を配置します。 しかし 花火の煙に蚊は苦手なのでしょうか寄ってきませんので、安心して楽しめます。 毎日お世話になっている蚊取り線香の歴史が分かりました。 また万博のアフリカ共同館のケニヤのコーナーで除虫菊の事が展示紹介されていましたので、次回にゆく時には再度確かめてみたいと思っています。
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