昭和43年5月「緑と太陽のまち」をキャッチフレーズに入居が開始された春日井市の高蔵寺ニュータウン。 私たち家族は昭和46年春に入居しました。 雨が降ると道路がぬかるみになるところがイッパイでした。
其の年1971(昭和46年)から、ニュータウンの中にある東高森山(終戦後の乱伐や山火事で中腹以上はススキが生えるだけの禿山だった) に、展望台や車道を建設する計画が持ち上がった。 当時、藤山台小学校の校長で、郷土史家の伊藤浩さんらは異を唱え、住民に山全体を緑でイッパイにして公園にしようと、緑化運動が呼びかけられ、翌年から(72年11月)児童やお年寄りら約500人が、拾い集めたコナラやアベマキなどのドングリの実を赤土に蒔いた。
我が家の子どもらも何度か参加していると聞いていた。 今ではリスも確認できるという。
ご覧のように今では15メートル前後の木々が頂上まで茂り、夏は緑に被われている。

あれから33年、今年もこれから一日一日と芽が吹き出し、新緑におおわれてゆく。
山の下の公園では平日は犬の散歩の方々の集会場所でもあり、高森台中学生の部活の場所でもある、それを眺めながら今日は東高森山に登ってみよう。 |