COLUMN 1−D 1370
平成22年7月16日・記
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待ち遠しい、梅雨明け
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↑この雲の勢いでは、梅雨明け宣言は出ない。
それでも久しぶりで青空が見えた。 天気予報を見ると明日からは太陽のマークがイッパイだ。 明日にでも梅雨明け宣言が出るのではないだろうか。
集中豪雨で計画が中止になるのではと心配していた来週末の「遠山藤原学校」は予定どうり実施することとなった。 地元の被害も最小で済んだ模様だ。
遠山に通じる主要道路も開通しているという。

↑今朝、校区の老人会の日帰り旅行の車が参加者を迎えに来た。
知多半島からのお迎えの車だ。 市から補助を貰う為に、女房は老人会に入会しているようだが、私も名を連ねているのだろうか。
乗車している方々を見ていると平均年齢が70代後半とお見受けした。
足元の覚束なさと10歳の年齢の差を思うとまだまだ仲間入りは出来ないなと感じる。

↑通学路のプランターからアサガオが一本スーと生垣に伸びている。

↑西日を受ける洗面所の窓には、御覧のように真夏日の準備が整っている。
今日は次男が家族を連れてくるというので、長男も呼んで食事会を計画している。
今朝、寝起きに”お墓参り”に行かなければと脳裏を走った。
梅雨明けは色々な夏の行事の始まりです。
COLUMN 1−D 1369
平成22年7月15日・記
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ケヤキ通り、小学校のヒマワリが咲き始めた
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この梅雨時ですが、少しぐらいの雨でしたら傘を差して散歩に出かけます。
散歩というよりは汗をかき、その後のビールを美味しく頂く為です。

↑ケヤキ通り、小学校の外周のヒマワリが咲き始めました。
アッという間に、私の背丈を越えました。


↑眼鏡をかけた顔のように見えませんか。
シトシト、ショボショボと雨が降っているのに、暫し立ち止まり、お話しました。
『もう直ぐに、私の季節がやってくる。子供らに負けないように眼イッパイ咲くぞ!』と。
COLUMN 1−D 1368
平成22年7月14日・記
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朝採りの「トマト」最高
〜水不足時の気兼ねが解消されました〜
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梅雨末期の症状でしょうか、各地で豪雨の被害が出ています。
ニュータウンの小高い所に住んでいますので、心配は無いと思っているのですが、それでも40年前に造成した所、隣家との段差の所は造成後のブロック積みですから・・・。

↑3回目の登場、今度は咲いているだろうと訪ねましたがまだでした大谷川のユリです。

↑↓キンカンの花です。 柑橘類ですから、同じような花が咲いていますが、
こちらは香りが薄いようです。

↑写真中央・上のところで「蜂」が蜜を吸いに来ています。

↑本日のメインはこれです。1.5坪の我が家・庭隅の畑の作品です。
朝採りです。 水々しく赤ちゃんのほっぺのようです。
久しぶりにこんな立派な作品を手にすることが出来ました。
今年は奮発してビニールシートで覆ったことが良かったのでしょうか。
遠山郷も瑞浪の百姓学校も同じようにビニール・シートを使用しましたが、どうでしょうか。

↑いま一つ強力な助っ人が設置されました。雨水貯留のタンクです。
今頃は良いのですが、毎年8月の半ばを過ぎると「渇水対策」とかの話が持ち上がります。 そのとき、庭の水撒きをしている時に何か悪いことをしている気持ちになります。
これで、気兼ねなく散水できます。 「遠山郷の仲間」=「名古屋のたまり場の仲間」の紹介です。 春日井市に半額の補助申請をしており設置許可は下りています。
COLUMN 1−D 1367
平成22年7月13日・記
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散歩道に「ギフチョウ」、舞うか?
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↑春日井・青少年自然の家」の周辺はギフチョウが生息しています。
とうことは食物になる「カンアオイ」があるのですが、このところ見受けるところが少なくなりました。
昨日も調査員の方でしょうか、長い網を持って汗ビッショリでしたが、捕獲はなしとのことでした。

↑年に数度は見かけますが、今年はまだです。
COLUMN 1−D 1366
平成22年7月12日・記
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中部大学、期末レポートの提出
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今期の講義も余すところ3回となりました。
今回選択した講義は問題がなく、面白くこれまで3教科とも毎週全部出席です。
それでも、小学生ではありませんが、この時期になりますと夏休みが待ち遠しくなります。
聴講生には期末試験はありませんし、試験に替わるレポート提出の義務もありません。
が、下記に示すのが、「歴史学の歴史」の教授が、学生に課したレポート内容です。
実に良く考えられたレポート課題だと思います。と言いますのも、自分の意見、見解と言うよりは、インターネットから設問に該当する内容を検索し、それを丸写しにしてきます。
すると、全く同じ内容のモノが提出されてくると言うことです。 その観点から見ると下記の出題は自説を書かないと点数にならない仕組みになっていると思います。
その内容は@、日本の戦国時代、2、明治維新 3、第2次世界大戦の中から1つのテーマを選び、自分が歴史の書物を書くとしたら、その書物のタイトルを付けよ。
A何年から何年までを取り扱うかを各自の考え方で決めよ。
B特に取上げる人物を3人挙げよ。 人間のいない歴史などは無いから。
と言う課題であり、若者がどの様な論をはるか興味がある。 そんなことを思っていたら、ある朝、以下のようなメモを枕元で書いたので、記録して残しておく。
と言うことで、私も以下のタイトルで書きました。
『21世紀の大航海時代 〜明治維新の再来〜』
「日本の近代から現代の歩み、そしてこれからの展望と思い
昨日、参議院選挙の投票後から入力を始めて、先ほど入力が終了しました。 学生には500字以上、800字以内と書かれていましたが、それ以上でも歓迎と教授は言っておられました。 実に、こまめに書かれたものを分析・評価する教授です。
私のレポートは約9000字となりました。 今、字数を計算して驚いています。
そして、息子に送りました。 校正と意見を求めるからです。
どの様な意見が聞けるか楽しみです。 校正後、ここに掲載するかは別問題です。
COLUMN 1−D 1365
平成22年7月11日・記
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今週も瑞浪・百姓学校です。 7月10日
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遠山郷の「山の若い衆」の対応も気になっていますが、数人の方が今週、遠山の観光農園に行っていただけるようですので、私が動かなければ何も進まない、瑞浪・百姓学校に今週も行きました。

↑基本的に2週間で一回の農作業で何とかなるとこの2年間で実証しています。
先週も出かけていますので、御覧のようにサトイモ畑は綺麗です。 少しの草取りでOK。
↓

↑急に草が伸びたわけではありません。 午前中に刈り込んでおいた土手の草を敷き詰めました。 今は雨がありますから良いですが、梅雨明け以降は日照りです。
サトイモにとっては日照り続きは大敵です。 敷き草で根元の涸れ防止と草の生えるのを抑えてくれます。 9月初旬には、もう一度敷き藁をしてあげなければと思っています。

↑安曇野の吉田さんから頂いたポップコーンをポットに種まきし、移植しました。順調です。

↑前にも紹介しましたが小ナスです。、気温が25度を超えれば直植えも出来ると種袋に書かれていましたので、初めて実行してみました。 御覧のように成長してきました。
これでも間引きして横の畝に移植したのですが、連日の雨の恩典で全部根付き、間隔が狭すぎます。 でも、ここまで成長してきたのですから、全部育てて見ます。

↑正午を過ぎてからの作業は更に汗をかきます。
畑の土手に流れてくる山水が美味しいです。

↑畑が少し乾いた所でジャガイモを掘りました。 出来は悪いです。例年の6割以下。

↑これもジャガイモ畑です。失礼ながら別なグループのジャガイモ畑です。
お手伝いを兼ねて2~3鍬、振り下ろしましたが気の毒でその場を立ち去りました。

↑最後に残った私達のジャガイモ畑です。 先週よりは青々とした葉の勢いが落ちましたが、御覧の通りまだまだ元気な「遠山郷、下栗のジャガイモ」です。
来週・(7月17OR18日)にはこれも掘る予定です。
と言うことで、6月26〜28日は遠山郷で、7月4日、7月10日、そして来週と瑞浪です。
その次週(7月24~25日)は遠山郷、8月1日も瑞浪百姓学校を計画しています。
6週連続の農作業は初めてですが、毎週実行していますと、身体に感じる疲労度が薄まってくる感覚です。
一日2〜3時間土いじりをすれば一家族分の年間の野菜類は購入しなくて済むと言われていることが理解できます。
我が家の1・5坪の庭隅の畑もキュウリ、ナス、トマトが毎日順調に収穫です。 トマトなどは真っ赤に完熟したところでもぎ取るのですから、市販のモノより美味しく感じます。
いや、間違いなく美味しいです。
COLUMN 1−D 1364
平成22年7月9日・記
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サステナビリティー研究会で知ったこと・考えたこと
〜「将来世代に 優しい社会・環境を」〜 その2
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昨日に続いてサステナビリティー研究会からの報告です。
本日は自動車のCO2の問題です。
A)まず初めに二酸化炭素の量は、通常00億トンとか00Kgと表現されますが、二酸化炭素の重さはどれ程なのでしょうか。
1立方メートルの箱を想像してください。 この中のCO2の重さはどれ程でしょうか。
@ 米粒1粒 0・018g、 Aリンゴ大1個 500g Bメロン大1個 2Kg
この質問にはサッパリ見当が付きませんでした。答えはB番でした。
B)次は、空気1立法メートルに存在する二酸化炭素?
(先ほどのように、箱の中にどのくらいな大きさを占めるかと言う設問です。
@1Cm角の大きさか? A7Cm角の大きさか? B15Cm角の大きさか?
それぞれの角の大きさを示す、箱が用意されていましたのでイメージは湧きました。
が、さてどのくらいかとなるとやはり見当が付きません。 答えはA番でした。
C)ガソリン1リットル使った(平均的な車で8〜15Km走行した)、どのくらいの二酸化炭素が排出されるか?
→殆ど、想像が付きません、そこで次のような設問が加わりました。
その量は、この部屋に存在する二酸化炭素と比較すると、どのくらいだと思いますか?
この部屋と言っても皆さんには見当が付きません。その部屋の大きさは私の家・2階建てで床面積130平方メートルの空間の約2倍くらいと想像してください。
設問を私の家の大きさで表現し直して見ました。
@1軒分、 A2軒分、 B6軒分、 C12軒分
答えはC番でした。開場から期せずして驚きの声が上がりました。
普段車を乗り回しているのですが、こんなにも多くの二酸化炭素を排出していたとは知りませんでした。
そのほか主要電気製品の世帯普及率の推移や人工衛星から撮影した地球の夜景が紹介されました。もちろん日本の夜景は世界で東海岸のアメリカ、西ヨーロッパと同様に一番の明るさでした。
北朝鮮と韓国の比較は、何処に北朝鮮が存在するのかと言う状況でした。
経済新興国と言われる、ブラジル、ロシア、インド、中国もなかなかのライティングでした。
1960年代前半の札幌住宅・商業地区、大阪の商業・工業地区の写真はスモッグで見通しが悪かったのが、1989年には見通しよくなっており、この間の対策、省エネルギー技術が進歩し貢献したことを実感できました。
世界に誇れ、世界から期待されている分野であると改めて感じました。
質疑応答で、「地球温暖化とCO2の関係は無い」と言う意見もある、がどの様に考えますかとの質問もありました。
先生は間違いなく因果関係はあると答えておられました。
毎日ご厄介になっている空気ですが、姿が見えないだけに身近に感じませんでしたが、様々なデーターや映像、手作りの教材を使っての説明で実感することが出来ました。
同時に、これからも様々な科学技術が研究・開発され、地球環境問題への対策が採られてゆくことでしょう。
しかし、「京都議定書」の推進状況、そしてその後の各国の協議においても進展は見られません。
国際会議の難しさ、困難さを感じると同時に、私に出来ることはとの自問でした。
毎度のことながら、このままでは行き詰まることは明白、これまでのようなレベルでの生活を続けてゆくことは、早晩否応なしで無理であることを教えられ、目の前にすることだろうと考えています。
ものの見方、考え方、生き方の変革が求められています。その心構えと準備が問われていると改めて思うところでした。
COLUMN 1−D 1364
平成22年7月9日・記
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サステナビリティー研究会で知ったこと・考えたこと
〜 「将来世代に 優しい社会・環境を」〜
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上記のタイトルで中部大学・総合工学研究所の笠原三樹夫先生が講演された。
そのお話の中から、知らなかったこと、驚いたことの幾つかを紹介します。
1、報知新聞が1901年の正月に「20世紀の豫言」という未来予測の記事を掲載した。
20世紀中に実現すると思われる科学・技術を予測したものです。
文部科学省発行の2005年度版・科学技術白書で、その予測の的中度を検証した。
12項目が実現したと評価されている、その内容は無線電信と電話、遠距離の写真、7日間世界一周、暑寒知らず、植物と電気、人声十里に達す、写真電話、電気の世界、鉄道の速力、市街鉄道、自動車の世界、電気の輸送、
達成していない項目は 野獣の撲滅、蚊や蚤の滅亡、暴風を防ぐ、人と獣との会話自在、幼稚園の廃止、
どちらともいえないが、サハラ砂漠、空中軍艦空中砲台、買い物便法、人の身幹
文字単語だけでは内容が理解できないものもありますが、おおよその見当は付きます。
ところで、21世紀の末の予言? 20世紀の設問とはレベルは異なりますが(当日の講演の趣旨に添った設問です)以下のことが質問された。
1、日本の人口は5000万人以下となる。
2、総延長4000Km以上(現在およそ2176Km)の新幹線網が引かれている。
3、リニアモーターが、東京〜大阪間を結び、名古屋〜東京は1時間で移動できる。
4、ほぼ全世界で、現在の日本波の電化製品が普及している。
5、核融合発電が実用化され、エネルギーは化石燃料以外から供給され、世界中で
公平かつ自由に利用でき、地球温暖化問題は解消されている。
皆さんなら、どの様に考え、判断されますか。
あらゆる統計の中で一番信頼が高いと言うか、外れが少ないと言われているのが人口予測です。 では、その人口予測はどの様になっているのでしょうか。
国立社会保障・人口問題研究所の2008年人口統計資料より
現在は1.28億人、出生低位・死亡高位の場合は2110年には3700万人
出生高位・死亡低位の場合は6300万人
一番可能性の高い出生中位・死亡中位の場合は4800万人と予測されています。
年齢3区分別の人口の推移と将来確定は2110年で<グラフから読み取っていますので正確な数字ではありません、合計と合致していません>、≒4800万人中、15〜64歳の(生産年齢者)は≒2300万人、65歳以上は≒1800万人(内75歳以上は1200万人)、0~14歳は≒400万人
以上のような将来人口を予測しますと、今後の社会インフラ構築はどの様に考え、進めなければならないのでしょうか。
だから、「強い国になるための成長経済政策」、「安心できる財政の健全化と社会保障政策の充実」の施策が必要だとの声も聞こえますが、それを実行・実現するベースとなる将来人口予測は上記のようです。
どうも、「鶏が先か、卵が先か」の論議になりそうです。
私自身は何事にもサイクルと言うものがあると考えます。 即ち、誕生から成長、そして成熟、斜陽、最後には停滞というサイクルです。
世界全体を見れば、これから成長してゆく国もあれば、すでに成熟の期を過ぎた国もあります。 産業も然りですし、人間の一生を見ても同じことが言えると考えます。
それが生きとして生けるモノの自然な姿であり、素直に受け入れて、その中から次の方向性を見つけ、決断し、新たな展開に切り替えてゆくことが求められていると思います。
上記の人口推計を受け入れるとしたならば、現在論議されている社会インフラのあり方や将来構築に大きな変化が求められます。
1、主要な鉄道網の建設、高速道路の建設、既に色々な論議の的になっている空港、 またダムの建設についても設置予定の計画は進んでいますが、それで良いのでしょうか。
過去の大型事業に当たっての需要予測は過大であり、反対に経費予測は過少でした。
私達の身近な所にも小牧市の桃花台線ピーチライナーがありました(既に廃線になっています) 事業計画では1日当たりの利用客31000人に対して、利用者は7%でした。
空港も同じようです。 予測と実績を検証すると、75空港の内、需要予測を上回った空港は8、30%以下が9ヶ所です。
「空港を作りたい、道路をつくりたい、鉄道を引きたい」という意図が、このような需要予測の結果を生んだのでしょう。
残念ながら、これまでの国の大型事業は検証がなく、それ故に反省修正もありませんでした。 同時に受益者のエゴも加わり今日の国家財政状況です。
後から間違いだと気付き反省するのですが、意思があるとそれは実現します。
意思があれば実現するのですから、ここからはこれまでの見方、考え方、そして生き方を変更する時にきていると考えます。
このまま、自分よしの考えでことを進めてゆけば、行く先は見えています。
遅すぎと言うことは無いと思いますし、考えます。
明後日に迫った、参議院選挙では以上のことも踏まえて、投票しようと思っています。
COLUMN 1−D 1363
平成22年7月8日・記
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本日の収穫
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↑1.5坪の我が家の庭隅の畑からの収穫です。
久しぶりに梅雨のお休み、 どうですか、この輝き。
ただ今から午前中の大学講義に続いて、中部大学の学長が全学あげて取り組むと言う「サステナビリティー研究会」(持続可能な発展のための教育)の第2回が開催されます。
この研究会も面白いですが、この後に仲間と中央線・神領駅前での「一献」が楽しみでもあります。
この野菜、持参したいくらいですが・・・
COLUMN 1−D 1362
平成22年7月7日・記
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” 「えっ」 力士ら の驚き”
〜遠山郷「若い衆」とは・・ 00のことでした。〜
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”「えっ」力士らの 驚き” これは本日、中日新聞の朝刊・3面トップの見出しです。
NHK・テレビの大相撲中継放送が中止になったことへの反応です。
「今日は昨日の続き、明日は今日と同じ」と思っていると、突然、空の色が変り、地面が揺れだす時に、人は驚きの声を発します。
不祥事が後を絶たない相撲協会のこと、一般人なら当たり前のことと思うことを、内部にいると分からないものなのでしょう。 そんな反応をするところに後を絶たない問題の深い根が潜んでいるのではと思わずにはいられません。
今と言うときは、誰にとっても将に思いがけない明日がやってくる可能性を否定できない時代の流れの真っ只中に居ると感じるこの頃です。。
一人ひとりの感じ方や考え方が異なりますので、それぞれの心構えと準備がその時になって初めて試されることなのでしょう。
遠山の「若い衆」について
ところで、このコラム 1−D NO1360で書きました、「遠山郷・緊急出動命令!」に関して、私は先入観からてっきり猪様のことと思っていましたら、遠山郷の「若い衆」とは猿様のことでした。
猪様よりもっと性質が悪いです。 猪様は単純・真っ直ぐに突進し、あの鼻で穿るのですが、猿様は空中から飛び込んできます。
何処かの動物園でも、塀の近くの木に登り、木の枝の反動を利用して園外に飛び出して、近隣に被害を及ぼしたとありました。
地元の方のお話を聞いていたのですが、上の空で聞いていた私であったと反省です。
限界集落・遠山郷に招かざる「若い衆」の登場は例年に増して山の食料が不足していることの証明でしょう。 民家近くに出没することが多くなりそうです。
ここから話は飛躍します
目の前の食糧確保で猿様と知恵比べするか、共同体・共生をするために山の整備と言う遠回りからの取り組みを始めるか。
昨日、学びなした。
王やその親族の一部だけが自由人で、他は圧倒的大多数の奴隷であった古代・奴隷制の時代。
次の社会はピラミッドの頂点にたつ一族 、次にその下の階層の貴族、更にその下の奴隷程ではないが貧農が大多数を占める中世・封建制の時代、
続いて、近代・資本主義の時代と進展し、産業人、商人=資本家、が力を持ってきた。
そこで又、新たな社会の矛盾が生まれる、その矛盾をいかに解決しようと考えていた時に、人類は「原始共同体」の存在を発見した。
その時代に居合わせたマルクスは、「原始共同体」を知り人類はかっては格差社会ではなかったという歴史観にたって資本主義の持つ本質的な矛盾を克服し新たな理想社会「共同体」=コミュニテーの建設に向けて「資本論」を書いた。
猿様に「資本論」を説こうにも、こちらが正確に・的確に理解していないのだから、説明し・納得してもらうことは出来ない。
としたならば、猿様にもお裾分けをし、荒らし周りに手を加えてもらうようにすることかななどと思っています。
七夕と言うのに、情緒の無いお話となりました。
COLUMN 1−D 1361
平成22年7月6日・記
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