CILUMN 2−N NO.96
平成16年11月8日 |
【名古屋市長選 11月8日朝刊より
松原氏、3選出馬決断 12日にも正式表明】 【始動‘05 なごや市長選
実力派激突、構図固まる 市民注目、投票率アップか】
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『来年4月の名古屋市長選挙に、現職の松原武久氏(67)=二期目=が三選を目指して出馬する決意を固めた。 「元気な名古屋をもっと元気にしたい」と意欲を語った。
12日にも、松原氏支持を決めている民主、自民党市民クラブ、公明の市議会与党三会派に伝えた上で、正式に出馬表明する見通しだ。』
【始動‘05 なごや市長選
実力派激突、構図固まる 市民注目、投票率アップか】
『先に出馬表明している民主党の衆議院議員河村たけし氏(56)と正面からぶつかる選挙戦の構図が固まった。 低投票率の続く市長選だが、1973年に、当時の現職杉田清氏と、革新市政を目指した本山政雄氏が激しく競ったとき並の注目を集める可能性もある。』
〜NO95で取り上げた名古屋市長選ですが、これで注目の名古屋市長選となった。
今回のアメリカ大統領選挙のように国を分けるような選挙にはならないが、ポスト「愛・地球博」、あるいは「中部国際空港開港」の中部・東海・愛知を代表する名古屋の市民の考え方、思い、心根が問われる事になると考えます。
名古屋市民でなく選挙権は持っていませんが、今後とも注目していきたいと思っています。
今のところ、色々コメントしてしまうと自分自身を縛ってしまいそうなので、自粛しておきますが、構図は既存保守勢力と庶民派新興勢力(?)というところでしょうか。
面白可笑しいテレビ政治談議のような関心事ではない関心をもっています。
公約が発表され喧々諤々の議論が展開され、市民自身が考え、選択する。 その結果をまた自ら検証してゆくというサイクルが生まれるならば、日本を代表する都市になってゆく事になるでしょう。 大いに期待するところです。
1973年は昭和48年です。その頃を前後して、日本の大都市で続々と革新市政が誕生してゆきました。
第一次オイルショックのあった年でもあります。 それまでの高度成長が行き詰まりを見せた年でもあり、弱い者に目配りをする、あるいは成長一本やりの政策に歯止めがかかった時でもあります。 そして革新勢力が勢いを増してゆく頃でもありました。
1979年に第二次オイルショックに見舞われるのですが、日本は世界の中で一番の省エネルギーの技術を開発し、同時に社会構造の変革にも成功しました。
‘80年代は破竹の勢いで成長してゆきます。 日本のお金がアメリカ全土を買収してしまうのではないかといわれたほどでした。 それは結局バブルだったのです。
そして今も続き、やっと脱したかとも言われるデフレ経済の中で、数々の出来事は記憶に新しいことです。
さて、時代はその次を如何にするかのところにやってきました。
其の時の名古屋市長選挙です。 どんな地方政治体制を望むのでしょうか。
それは決して名古屋市のみのことではないと考えます。
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COLUMN 2−N NO.95
平成16年11月1日 |
【始動 ‘05名古屋市長選挙 11月2日朝刊
自民も松原氏支持 与党3会派 結束へ
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自民党市民クラブ名古屋市議団は1日、来年4月の名古屋市長選で、現職の松原武久氏(67)=2期目=が出馬した場合、支持する意向を松原氏本人に伝えた。
同クラブは4日に議員総会を開き、正式に決定する。
市議会第一会派の民主党市議団もこの日、松原氏支持の方針を確認。
公明党市議団も近く議員総会を開いて同氏支持を打ち出すと見られ、与党三会派が現職を支える方向で足並みがそろえそうだ。
民主、自民ク、公明の市議会三会派で、定数75のうち、61議席。
既に立候補を表明している民主党の衆議院議員河村猛氏(55)に対し、与党会派が結束する構図が浮かび上がった。』
〜これは面白くなったぞというのが率直な感想である。
コラム2−N NO92でも書いたように、まさか河村市長候補が「市長報酬の3分の一、退職金撤廃にはじまり、市議の報酬半額、市職員の給与10%カットの公約、真のパブリックサーバント(公僕)を目指す」などと公約を発表したために、与党市議団が結束したわけでもあるまいがと思いつつも、思い切った発言をする、悪たれ小僧の感じもしないではない、名古屋弁丸出しの庶民派感覚の河村氏を煙ったく感じてのことであろうか。 民主党王国といわれる愛知民主はいかなる判断をするのであろうか。
小泉政権の実態はニッチもサッチも行かないところにははまり込んでしまったようだ。
朋友(?)ブッシュさんが明日に迫った選挙で、破れでもしようものなら、一気に崩壊ということになるのではないか。
親方日の丸「地方交付金」頼みの3割自治の三位一体改革も一向に先が見えてこない。
国も地方も一度“ご破算で願いましては”とならないことには、先が見えてこないというか、国民一人ひとりが本気になって立ち上がらないのではないのだろうか。
決して国や地方の崩壊を望んでいるわけではないが、幾重にも絡みに絡んだ利権と癒着。
天変地異、神のお力を仰ぐより仕方ないのであろうか? 情けないが・・・・
中部・東海・愛知はこれからの時代のリーダー役を果たす土地柄との思いがしている。
その中心都市名古屋のリーダー選びは私たち庶民の力量を測られていると考えます。
愛知・名古屋の政治の裏舞台で何が起こっているのか知る由もありませんが、何事も丸く治めて、荒立てない事がこの地方のシキタリと思っていたが、今回は少し風が吹きそうである。 今までがあまりにも何もなさ過ぎたのかもしれない。
春日井市の住民で選挙権はありませんが、これからも思うことを発信させていただきます。
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